世の中には
子供でいられなかった大人と
大人になり切れなかった子供のような大人がいる。
...
...
前者は、大人になりたくてなれてしまったひと
我慢の人となり、悪意を溜め、ストレスを溜めた大人となり、さらにがんばり、
後者は、大人になりたくてなれなかったひと、
我慢のできない子供が、必死に我慢してがんばってる
==========
心屋仁之助オフィシャルブログ

前者後者論は、心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、2015年11月16日の公式ブログ(読者数21万人超)でこう書き出したのが始まりです。
実は人間にはこの2つのタイプがある。
それぞれに抱えてきた悲しみや/置かれがちな立ち位置/努力と報われなさで傷ついている。お互いがワンセットのようになって傷つけ合っている。
・・そんな内容が発表されるやものすごい勢いの反響を受けて、熱烈な同意や「わかってくれた!」という感謝、色んな意見や仮説や説明、あるいは反論や反発が飛び交って界隈が盛り上がりました。
その過程で、一般的な使い方として「前者は~」「後者は~」と対比して書かれていたものが、いつの間にか固有名詞可して「前者後者論」と呼ばれるようになります。
心屋さん自身は前者ー子供でいられなかった大人側の人です。そして前奥さんは後者ー大人になりきれなかった子供。「大事にしたいのに、なぜこんなにすれ違ってしまうのか」それは心屋さん自身の疑問の答えでもありました。
心屋塾での前者後者の公式はこの記事になります。
その中でそして特に後者が前者のようになろうとして無理を重ね、前者はより前者になろうとして自分と他人をさらに追い込む・・・という図式についても指摘されています。
前者後者関連の話の載っている心屋さんの書籍は下記になります。上から新しい順です。
(ちなみに心屋さんは「飛ぶ族(=後者)/飛ばね族(=前者)」という言い方に最近はシフトしています)