脳タイプ分けの考え方や全体像は

  → コチラ

 

 

③遊泳型

 

 自然と人間の間に立つ洞察者


 

 ▶情報を扱うイメージ

「情報が浮いている」

「散らばっている」

「溺れる」

「見失う」

 

 

他のタイプから見ると

ちょっとつかみにくく見える模様。

 

すん、としていてクールに見える。

けど観察していると、けっこうなど天然

 

よくわからない不思議な生態をしている。

あるいは根っからのお調子者。 

      

なにかしそう、持ってそう、でもしない。

いつ見せるのか。

と思ったらすごい熱量と勢いで成果を出す。

 

一方で よくわからないところで

なんか詰まったり潰れている

 

人から見ると 動きがフリーダム

でも 本人は一貫して自然にしているだけ。

 

      

 

遊泳を読み解くキーワードは

”自然体”

 

 

遊泳型は、

全タイプ随一に自由状態な脳内であると同時に

全タイプ随一に自分に「無理」が利きません

      

外部に対して無理はできるけど、自分の性質に対して無理ができない。

 

最も自分自身に縛られ

自分に支配されているタイプでもあります。

 

   

なにせ自分の中に もう一つの「自然世界」が形成されていて 、しじゅうそれに影響されている。


 

というのも

前者と違い、情報を具体レベルで取得・処理し続け

BHと違い、脳内の情報状態はダイレクトに感知しており

SCや図書館と違い、人為的な体系化が自動で働かない

 

 

ある種の地球シュミレーターのようなものを内界デフォルト持ちなのです。

 

しかも俯瞰しているわけではなく

常にダイレクト感知。


           

必然的に洞察力には優れますが、

 (情報収集が及んた範囲なら)

 

常にその自然現象に飲み込まれ

常にその「自然」に対しサバイバルを強いられている。

 

ゆえに 内部統制にキャパがとられ

外部対応にキャパが回せない。

 

それが初期生態です。

 

 

また自分の内部現象で「わかって」いることを説明するのは

 

自然法則を式にする とか、感動を詩に詠む みたいなレベルの 高度な技術が必要です。


だから言語化にも非常に苦労する

 

 

しかも

「非言語で考える→作業域に引き上げる→一般社会用に翻訳→アウトプット」

 

「外」までの 道のりが非常に遠い。

 

途中で息絶えて

実践不足になるか 雑になりがちです。


      

初期設定で、社会適応へのハンデをだいぶ背負っているのが遊泳です。

 


 

そんな遊泳は

 

自己統制や、情報整理や情報統括法、

アウトプットの訓練がマスト課題

 

そのため

教育や躾で、質のいい「型」を叩き込まれたかどうか、身につけたかどうかで、その後の人生が絶大に左右されます。

 

      

しかし、いっぽうで遊泳は正直 

教える相手としては「可愛くない」ことが多いでしょう。

 

基本小賢しくて生意気。

「でも」が多い。

言っていることが ごちゃごちゃしている

 

納得しないとなかなか動かず、

 

納得したように見えても、

効いているんだかいないんだか、変化するのに時間がかかる。

 

なんなら教えたことを裏切ることをけっこうする。

(本人の中ではそういうつもりでなはいのですが)

 

そういう意味でも適応ハードルが高い。

(逆に遊泳は、ここは変えられるところなので、社会適応的には頑張ったほうがいい)

 

 

 

でも、いきなり「ハネ」るのも

遊泳の特徴だったりします。

 

自然現象がある閾値を超えると一気に変化するように

 

遊泳も「ある閾値」を超えるかどうか

で全てが変わります。

      

しかも

 

人間の無意識にかかる世界の情報を、唯一、意識で直接拾い続けているのが遊泳です。

 


場のポテンシャルの方向やエントロピーに感性が高

(遊泳にとっては人間も自然の一貫なので)


理想と現実とプレイヤーの最大納得解へのアンテナが高い。


 

また遊泳は、単体というより

「バフ効果」を持つ掛け算のタイプでもあります。

 

 

この人材が活用できるかは、教育や社会の腕の見せどころ…

(そして日本はかつて文化的にその手腕が高かったのかもしれない)

 


外から見ると遊泳は、

中~中の下リスク・ハイリターンの投資案件

(特に初期投資が大事)

 

と言えるかもしれません。

 

 

 

 

▶仕組み: 情報域(右)所属 × 自然体系型

 

 

 

*情報が散らばって、何かしらの自然法則で動いている

 

*自分の中にもうひとつ自然現象を持っているイメージ

 

*半無意識領域の情報カオスの海を、直接感知→直接感知量は 全タイプ随一

 

*膨大な情報カオスに溺れやすく、コントロールが課題になる

 

*内部のコントロールにキャパの多くを割かれていて、手数があまり出せない

 

※アウトプットの量と訓練が足りなくなりがち

 

 

 ▶特徴

*自分のフィールドでの洞察力は非常に高い

*が、説明力と実行力は別の話な上、常に「知っている >  できる」のため、口だけで小賢しい印象を与える

*型がまったくないため、意識的努力が不可避

*ポテンシャルは全タイプ中MAXだけど、社会不適合者 NO1排出タイプでもある

  ⇔ 行動力とコントロール力と技術(型)が必須課題。

*受けた教育や出会った師匠が全てを左右する(良い師匠に出会えた遊泳は幸いなり)

動かないでいるとすぐ沈んで社会復帰できなくなる

*動きすぎて疲れているというより、実は動かなすぎて疲れていることも多い

*ポテンシャルやエントロピー、可能性を愛するし感性がある

 ⇔ そのため優柔不断、詰めが甘い傾向

 →最大納得解を見つけるアンテナがある

*閾値を超えるまでなかなか動かないし、外部対応をすぐ省エネしようとする(動いた時は「持っている」)

*クズ属性の片鱗がちらちら見える

*存在感はあるが、輪郭がぼやっとしている
*一時的になら無双できる

*急に重力がぐっと集中するような ハンターモードがある

理想を持って動いているときが 一番マトモで創造的

 

 

他の国に比べて、日本はこのタイプの比率が高い (そして教育が有効にはたらいていた)のが強みだったのではないか という仮説。

 

 

 

▶人物像例

*何かをやってくれそうだが実像が掴めない不思議人物

*クールで近寄りがたく見えるが、本人はいたってふつうにしているだけだし意外と天然

*因数分解できない系の能力を発揮する特殊人材

*口達者で煽り上手な小賢しい系クズ

*理想と現実の間で、なお理想に踏ん張り続ける活動家

*よくわからないところで生きにくそうに もがき続ける溺れ人

*なにかの分野での伝説の人

 

 

 

 

 ▶有名人例(勝手予想)

 

芸能(男):北野武/島田紳助/大野智/佐藤浩市/菅田将暉/松山ケンイチ/おぎやはぎ小木

芸能(女):蒼井優/綾瀬はるか/新垣結衣/松たか子/ミラ・ジョボビッチ/ユマ・サーマン

論壇:落合陽一/伊沢拓司/ユヴァル・ノア・ハラリ

スポーツ:ヤグディン(スケート)

漫画:松本零士/藤田和日朗/竹宮惠子/田村由美/押井修造

作家 : 上橋奈穂子

 

 

 ▶歴史上の頂点クラスを予想してみる(管理人の知識に偏りあり)

 

画家:レオナルド・ダ・ヴィンチ/モネ

作家 : 紫式部/トールキン/夏目漱石

音楽 : ワーグナー/リスト

映画 : クリストファー・ノーラン

軍事・政治:アレクサンドロス大王/ユリウス・カエサル/ナポレオン/バーブル/源義経

経済:カーネギー/鮎川義介/ウォルト・ディズニー

哲学:孔子/孟子/ソクラテス/キリスト/レヴィストロース/吉田松陰

科学:ニュートン/ニールス・ボーア/プリコジン/湯川秀樹

 

 

(※それ以外に知りたい方は、ライン公式から一覧リンクつないでます)