脳タイプを分ける軸

前者後者の先の違いとして 

「前者4タイプ」「後者5タイプ」を紹介していますが

 

 

これって

 

前者は前者、後者は後者で

別の軸(要素)で分かれているのか?

 

というのは当初からの疑問でした。 

 

 

脳タイプは、あくまで「前者後者を分けた後」

別の経路で見出したパターンではありますが

 

 

どちらも結果的に、

「情報の保管ポジション」

「思考の作業ポジション」

 

(とその関係)に関する分類です。

 

 

 

 ということは

 

それを分けている軸は

前者にも後者にも「共通」でおかしくないのではないかなと。

 

 

実際、たとえば私は 後者の【遊泳型】ですが

 

前者4タイプのうちで 明らかに

Cタイプに「話しやすさ」「基本的な思考の仕方の近しさ」

 

を感じます。

 

 

その疑問を2年ほど寝かして観察した結果、

”こう”対応しているな、というのが見えてきました。

 

 

 

 

脳タイプ 対応イメージ

 

 

どうやら各脳タイプは 前者と後者でこう対応していそうです。

(※後者の「脳内会議」は他の4タイプに紐付く亜種的位置づけとして、いったん外し)

 

では、それはどういう対応の仕方なのか。

 

まず、どちらも図的に上下左右の分かれ方をしていますから

分ける軸は2つです。

 

 

そのうちのひとつは、けっこう感覚的にわかりやすいですし

 

実際、わりと親しくつきあう相手は、前者後者問わず

この系列がそろっている ことが多いのではないでしょうか。

 

 

 

① 収束型 vs 拡散型

 

1つ目の分かれ方がこちらです。

 

 

【収束系】【拡散系】

 

図を割ると、こういう分かれ方になります。

 

 

 なんとなくの印象としては 

 

 

【収束系】の方々(前者B,D/後者SC,図書館)

 

・自分の思考やルールの体系がしっかりある

・色んな考えを 自分の体系に翻訳

・すぐには影響されない

・まとめる方が得意

 

たとえば話していて

「・・・ていうことは、こういうこと?」

「つまり、こうですよね」

「だから・・・・」

 

みたいに”まとめ”る質問が多いかと思います。

落ちや着地がある。

 

「締める」役割だったり、四隅を抑えるフォローだったり。

何かを現実に推進していく時に、具体的な力を発揮する方々です。

 

 

 

 

【拡散系】の方々(前者A,C/後者 BH,遊泳)

 

・思考の自由度が高い

・いろんな考えをいったん そのまま受けいれる

・影響されやすい

・どんどん拡げる方が得意(広がっちゃう)

 

自分の体系に取り込む前に、 とりあえずそのまま相手の考えを受け取ります。

「あー、なるほどねー」

「わかるわかる^^」

「そっかぁ」

「そうなのかなあ?」

 

 

収束系に比べると、

そのまま置いておいて後から考える傾向にあります。

 

ふわっと聞いて、なんなら着地せずに逃してくれるので

話しやすい相手かもしれません。

 

そしてあとから、大きく掴んできたり、発想をつなげたり。

 

 

 

 

収束系から見ると拡散系は

着地のなさやまとまりのなさに、ちょっと苛つきやすいかもしれませんし、

 

拡散系から見ると収束系は

ちょっと窮屈に感じやすいかもしれません。

 

 

でも拡散ばっかじゃ現実にはならないし、パワーも足りない。

収束ばっかじゃ行き詰まっちゃう。

 

 

一人の人間の中でどっちもやっているとは思いますが、

利き腕みたいな差なので

集団でのバランスを考えてみると面白いかもです!

 

 

みなさんのご友人や同僚は どんなバランスでしょうか?^^

 

 

 

ちなみに・・・・

 

 

 

職場や家族などの、固定された場で

同系列のタイプが固まった場合

(拡散系ばっかとか、収束系ばっかとか)

 

誰かが「ない」側の役割をすることになります。

 

その場合はたぶん

 

収束タイプばかりの場合が、

↑回転がある分だけ受けが広いから

 

拡散タイプばかりの場合

↑最終的には着地してしっかり整理しているから

 

 

する(させられる)ことになりがちかと思います~ ( ̄▽ ̄)

 

 

けど、それって本来じゃないので

ちょっとしんどくなりやすいかもですね。

 

 

 

***

 

<仕組みの裏付け>

この違いは両者の仕組みから単純に説明できます。

 

前者の拡散(オープン)系は、外思考タイプです。

単純にクラウドのほうがキャパがあってオープンなので

受け入れ幅や保持量が大きいので、入れてから考えています。

なんでも入ってくるので影響もされやすい。

 

逆に収束(クローズ)系は、内思考タイプ

あまりない内側キャパに対してどんどん降ってくる情報を、さばいて省略して厳選して圧縮して対応しています。

その圧力を行動力につなげて行動しながら考えてもいます。

だから結論が早いし、短ピッチなのです。

 

 

後者は 

ブラックホールや遊泳 → 自律体系が弱く、自然体(基本手動)

SCや図書館→ 整理体系がある。(自律)

という定義どおりです。

 

 

 

 

② 内ポジ型か、外ポジ型か

 

 

力尽きたのでまたそのうち書きます(23.2.19)