Q3. どっちの特徴もあるように思うのですが・・・

 

そうですね…。

 

 

体における男女で考えるとわかりやすいかもです

セクシャル(身体の性) と ジェンダー(社会的性)。

 

 

肉体的な仕組みの話 は 基本的には「どっちも」はありません よね。

(男女の場合、厳密には違いますが)

 

一方で、そこから生まれる 二次的な傾向や性質、社会的な傾向は、個人差がある

 

 

前者後者を定義するもの自体は

そういう 「一人ひとりが持つ個人性の話」でも、「身体性 ×個人性の 結果の話」でもありません。

 

 

 

 

ちなみに「前者後者を絡めた話」としては以下の4パターンがあります。

 

① 仕組みそのもの・定義の話(絶対どっちか)

② 仕組みからくる必然的な傾向(よほどの別要因がなければそうなる)

③ ①②の結果、社会的に置かれがちなポジション(傾向はあるが環境と個人特性のバランス次第)

④ ③のポジションの結果生まれる傾向(③になるなら、人はそうなる)

 

語る価値がある と思っているから語っていますが、レベルはいろいろです。 

 ただし①からつなげられない話は一切していません。 

 

 

で、②以降はいろんな可能性がありますし、個人差の紛れがあります。

でも ①に関しては、仕組みの性質や定義上「どっちも」というのは考えにくいかな、とは思います。

 

 

例えば

「マイホームがあって沈む」という仕組みと

「常にオープン」という仕組みは両立しません。

 

だから「どっちも」というのはないと思っています。

 

 

 

一方で、前者と後者の違いについて

「どっちもある」と感じる方が多い のは別の原因もあると感じます。

 

 

それは

・自分の特徴が「自分にとってあまりに当たり前」過ぎて意識していないから

・自分じゃないほうの特徴が「あまりに想定外」なため、自分の想像力の中でしか想像できないから

 

です。

 

そのため、言われてもピンときていない。

というケースが多いのです。

  

 

例えば日本しか知らなかったら、

「世界(外)から言われる日本の特徴」が どれくらい際立っているのかピンとこないでしょう。

逆に世界にどれだけの幅があるか も体験しなければ 中々わからないと思います。

 

 

ドイツ人がドイツで「自分は陽気なほうだ」と思っていたら

イタリアへ行って「陽気の概念自体が違った」てなる可能性もあるわけです。

 

偏見に偏見を重ねた例えですが^^;

 

 

 

前者後者を理解するには、自分の想像の「分母の外」

自分の持っている 頭の地図の「外」の空白を想像してみる想像力

 

が少しだけ必要だったりします。

 

 

でもそれが「あ!?」てわかると

見える世界が倍になりますよ!

 

 

前者後者は外国と違ってすぐ隣に存在する異文化ですから

ぜひお近くの前者さん、後者さんに実際に聞いてみるのが良いと思います!

 

 

日本語でする異文化交流は楽しいと思います^^