ざっくり言うと
前者のほうが客観的で 気ぃ使いで、穴が少ない
後者のほうが主観的で 凸凹やon/offの差が大きい。
例えば 前者×後者で対象的なコンビ の例だと…
ダウンダウン まっちゃん(前)×浜ちゃん(後)
おぎやはぎ 矢作さん(前)×小木さん(後)
バナナマン 設楽さん(前)×日村さん(後)
ナイナイ 矢部さん(前)× 岡村さん(後)
オードリー 若林さん(前)×春日さん(後)
オリラジ 藤森さん(前) × 中田さん(後)
ハライチ 澤部さん(前)×岩井さん(後)
霜降り明星 粗品さん(前) ×せいやさん(後)
こんなイメージでしょうか。
前者後者自体は、あくまで「原理」の話ですが、大まかな傾向は下記ご参照くださいな。
前者の特徴は
いつでも全体を見ていること。
(※見ている「全体」の広さや密度、精度は 個人差)
「視野が閉じていない」というか
「閉じられない」のが特徴です。
いつでも強制Wi-Fi状態。
そして関係性の中に自分を位置づけています
自分の位置づけや役割、
周りがどうなのか、利害関係、親密関係…
呼吸のように考えています。
シミュレーションを自然にしていて
常に2手、3手先がある。
ゆえに後者と比較すると
◯ そつがない(凸凹はあっても完全な死角ができにくい)
◯ 「見えちゃう」からフォローや先回り
◯ 要点を捉えて、コツをおさえるのが得意 ※スピードは個人差
◯ 先を読んで計算する、過去の失敗手を次で修正する
◯ 言動に意図があるし、意図を読む
◯ ペース配分を考えて動く
◯ 減点が少なく、平均的、安定的に結果を出す
◯ 自分や他人の安全に敏感
◯ 「ふつうは~」と言うし思う
というような傾向があります。
性格でなく「ベースの行動様式」みたいなものです。
ベースなので、そこからの応用は各自の個人差です。
後者は、
顔面に大きなカメラやライトが点いているイメージ。
アングル1つ。一方向。
自分があって世界がある。
ゆえに
「視野が変動しやすい」
「集中しやすい」
「主観的」
という特徴があります。
カメラやライトの性能や特徴は個人差なので「視野が狭い」とは限らないのですが、日常視野が狭い人が多い気はします。
その代わり、パワーの集中投下が得意です。
ものごとの推移は ビリヤード的にではなく
「なんかしらんけどこうなった」
「だいたいこうなるだろう」
と化学反応的にざっくり捉えます。
また頭の中が
前者ほど細かく区分けされていません。
ゆえに前者と比較すると
・天然
・死角が多い が 1点集中的な能力は高い
・能力の凸凹が大きい(他の能力を同じ水準で予想できない)
・自分の動機や興味で動く
・習得に時間がかかり、後で一気に伸びる
・先をあまり読まないし、出たとこ勝負
・意図は読まないし基本はないので、ストレートに言ったり言われたりが楽
・✗「ふつう=平均値」○「ふつう=普遍(固定、1つ)」
全体的に、長所であり短所でもある特徴が多いのと
(それはどんな物事もそうですが、その利害度合いが目だつ)
自分と紐付いているかどうかでパフォーマンスが大きく変わりやすい
という 傾向にありますね。
結果として、できるとこはできるけども
抜けも多くて天然
素/自己動機がはっきり/
空気を読まない/
こだわっているところ以外は雑だしスルー(おおらか)/
斜めの発想をしてくる
みたいなイメージの人が多いかもしれません。
「超できる」という感じの人でも
ちょっと観察すると、随所に垣間見られる特徴かと思います。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、必ずしもこのイメージに当てはまるわけでもないですし、
「その2つって言われたらそりゃこっちかもしれないけど・・」
「どっちも当てはまる気がする」
なんて感じることもあるかと思います。
まあ、それは そうなんですよね。
上に挙げた特徴は、わかりやすくするための典型例なので
別にそれ「が」前者、それ「が」後者ではありません。
前者・後者、というのは あくまで仕組みの話。
例えば Androidなの?iOSなの?という話。
前者後者論のメインは
それぞれのOSは 「どう違うの?」
その違いは 「どういう影響になるの?」
という話です。
仕組みから傾向は確実に出ますし、「なぜそうなるのか」にも理由はあります。
でもまずは、それぞれの絶対的な特徴ではなく、相対的な特徴(差)を意識しながら
軽くイメージを掴んでいただけると いいかと思います!
両者とも「なぜそうなる?」については仕組みの違いからどうぞ