A前者が活躍する作品

 

 

A前者が 主役!

 『メンタリスト』

 

主人公は、人の心を読み取り操る「メンタリスト」パトリック・ジェーン

 

TVで連続殺人犯レッドジョンを不用意に挑発したことで、奥さんと子どもを殺された元・自称霊能者(詐欺)のジェーンが、カリフォルニア市警(CBI)にコンサルタントとして協力しながら 犯人を追うサスペンスドラマ。

 

7シーズンありますが、おすすめは第3シーズンくらいまでかなあ。

第1シーズンのジェーンの手際やバランス感覚は本当にかっこいい。

 

アメリカのマッチョ・ヒーローとは一線を画し、戦闘シーンはむしろ逃げる(笑)

涼し気な笑み+高級スーツに身を包み、スマートに活動する完全な頭脳派です。

ちなみにバディの女刑事は図書館型

 

適当に受け流しつつ、からかいながら周りを動かし、全体を見て要所で動く。

自分からは攻撃しないけど、目的のために人を意のままに動かし、攻撃されれば巧妙にやり返す。「みんなのルール」を完全にわかった上で、それを俯瞰して、ないがごとく振る舞ったり、嘲笑ったり、利用したり。

 

THE☆A前者の超高俯瞰型。

 

 

 

 

JOJO第6部(にあとからなった)

『スティール・ボール・ラン』

 

ジョニィ・ジョースター(=ジョジョ)

 

ジャイロ・ツェペリ(左)とどっちが主役なんだ、てところがありましたが

 

作品テーマは初期から

ジョニィが歩き出す物語」

  

イギリスの名門のジョッキー一族で成功もしていたが、厳格な父への反発、死んだ優秀な兄へのコンプレックスでできあがった「いけすかない奴」だったジョニィ。

 

列の割り込みに切れた暴漢に刺されて、下半身不随になり、 すべてを失う。半ばやけになりながら「賞金60億円のアメリカの大陸横断レース(東→西)」を見学しに来たが、そこで出会った「ジャイロ・ツェペリ」の鉄球の技術に希望を見出し、再び馬に乗って過酷なレースに参加する。

 

ジョニィはA前者だと思います!

 

飢えと強いコンプレックスのあるA前者(俯瞰低め)の成長物語。

ヘタレだけど、奥底の飢えが執念となって彼を要所要所で決断させる。

そこが、一見 彼より強さも信念も俯瞰力も判断力もあるジャイロを超える部分。

 

作者の荒木さんはD

バディのジャイロは遊泳。

 

 

LINE漫画です

『氷の氷壁』

 

青春がまぶしい…

(目が潰れそうだった)

 

タイプ的には 左から

ブラックホール×遊泳×A×B

 

主役は一応、中央のロングの女の子(小雪ちゃん)ですが、秀逸な多視点漫画です。

 

 

だれにでも優しい ムードメーカーなAタイプ男子「湊くん」。

当然モテますが、告白されれば付き合い、「私に興味ないでしょ」と言って振られる。の繰り返し。友人にもいろいろツッコまれるけど、何がいけないのかわからない。どこか冷めていて壁がある。

 

主人公たちだけじゃなく、いろんなタイプの人々の青春の課題と心の葛藤の描写が、ここまで描けるか、てくらい素晴らしい漫画ですが、

 

中でもこの手の A前者男子が、こんな正面から 成長して救われる漫画って他に見たことないんで、おすすめっす。恋って偉大。

 

 

あと、湊くんは予備軍でしたが、メンヘラ製造機に進化したA男子バージョンでは こちら『来世ではちゃんとします』の「松田くん」のこじれ具合も 実にAぽいなー、と思います。

作者はB前者予想。多視点代弁がすごい。

 

 

 

『かぐや様は告らせたい』

 

超名門の私立のエリート学校の生徒会を舞台にしたラブコメ。

 

主人公白銀(左上金髪)も

生徒会の石上(右上黒髪)も

 

A前者じゃないかなー。

 

作者もAだと思いますが、それぞれが傷ついたり闇を抱えたりしつつ、「本当に悪いやつ」が基本出てこないのがA前者作者の漫画の傾向な気はします。

 

闇だったり無気力だったりした、A男子たちが、恋を機動力に大成長する物語。

 

脚本秀逸…!

伏線の張り方と回収がすごい。

 

個人的には『竹取物語』を ちゃんとモチーフにした設定や展開と、「帝」じゃない、”ふつうの人「白銀」” が かぐやに届くかどうかの物語、なのがぐっときますね。(作者が言っていた)

※中央のかぐや様以外の主人公群は、竹取物語の5人の求婚者の名前が元になっていて、それぞれが課題として強く関わる人物名が、各求婚者に課せられたかぐや姫の要求内容から取られている

 

そしてちゃんと 完璧な王子様「帝」も出てくるっていう。

 

終盤、やけに駆け足でまとめたな、て感じでしたが、推しコミックです。

 


 

A前者が中央で活躍、というのでは

他にも『約束のネバーランド』のノーマンもそうですね。

 

ラストの方、拗ねノーマンが、自分と対等で どこまでもまっすぐで正しいエマ(ブラックホール)、覚悟を決めたC前者レイの友情で救われるシーンは 感動的では。

 

 

他にも『るろうに剣心』の剣心とか、『暗殺教室』の殺せんせーや渚君、『スパイファミリー』のロイド、『化物語』のアララギ尊、『ワンパンマン』のサイタマ、『ソードアート・オンライン』の桐ヶ谷 和人なんかもA前者だと思いますが、

 

作品は面白いけど、キャラとしてフューチャーするには、ちとキャラが記号的(ご都合)過ぎるなーと思うので、割愛。

中央に個性と感情の弱い、ある条件を付与されたA男子を置いて、周りにぶっ飛んだ個性のキャラを配置するパターンは、ほとんど定形式。 

 

 

A男子ばっかりなので、A女子をさがしております!